悲願の国内メジャー初制覇を目指す上田桃子(36=ZOZO)が、首位に4打差の3位へと浮上した。8打差の11位から出たこの日は強風の中で3バーディー、3ボギーの72で回り、通算4オーバーをキープ。プロ通算400試合目、メジャー出場54試合目となる大会で、今度こそビッグタイトルをつかむ。吉田優利はスコアを4つ落としたが単独首位をキープ。2打差の2位に李ハナがつけた。

メジャー仕立ての難コースに加え、最大15・3メートルの強風。この日も多くの選手がスコアを落とした中で、百戦錬磨の上田が耐えに耐えた。「初日から腹をくくることだけを思ってやっている。どうあがいても難しい状況は変わらない」。

4バーディー、4ボギーで迎えた最終18番パー4では、第2打が木に当たるピンチもあったが、第3打をピン1メートル弱に寄せてパーで切り抜けた。

ラフは深く、グリーンは硬くて速い。プロとして400試合目を迎えた中でも、今大会のコース難度は「間違いなくトップクラス」と語る。強風に加え、最終日は雨予報。過酷な条件下での優勝争いが待ち受けるが、「400試合もやってきているんだから、明日は引き出しを使って戦えれば」。

首位とは4打差。プロ19年目にして初の国内メジャー制覇へ、逆転への道筋は見えている。

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