女子ゴルフの国内メジャー、ワールド・サロンパス・カップ(茨城GC西コース)を制した2000年度生まれのミレニアム世代、吉田優利(23=エプソン)が7日の優勝直後、インスタグラムを更新。高校1年時から指導を受ける恩師、辻村明志コーチ(47)に感謝の言葉を記し、2ショット写真も公開した。

「辻村さん @tsujimuraharuyuki いつも熱く、丁寧に、私たちと、ゴルフと向き合ってくれて本当にありがとうございます!!

今年のレッスンオブザイヤー獲得おめでとうございます!

最高のコーチです

これからも指導を受けながらまた明日から練習頑張りましょうねっ」。

昨年9月、愛知で開催された住友生命レディース東海クラシック。吉田は1打差で優勝を逃した。シーズンで5度目の2位。プレーを終えた直後、涙に暮れたが、少し冷静になると、携帯電話を握った。相手は千葉に拠点を置く辻村コーチ。「(午後)9時に行っていいですか」。大会会場の愛知から新幹線を乗り継いで千葉の練習場に直行すると、1時間ほどクラブを握った。

辻村コーチは「悔しいまま、寝られないのでしょう。その悔しさが、練習でしか解決できないことを知っている」と話す。高校1年の3学期から指導してきたが、悔し涙を流しながら練習する姿は何度も見てきた。「でも下を向くことは1度もなかった。(倒れない玩具の)おきあがりこぼしのように上がってきた」と振り返った。

まさに2人の信頼感が伝わるインスタの写真だった。