ボクシングの元WBA世界スーパーライト級王者・平仲明信氏(59)の長女で、沖縄カトリック高1年、朱那(あやな、15=カヌチャ)は、プロさえも苦しむ難コースにKOされた。19年開催の日本オープン選手権に近いコース設定の高速グリーン攻略などに手を焼き10ボギー、2ダブルボギーの86で74位。予選通過は微妙な位置だが、父譲りの不屈の精神で巻き返す。宮崎・日章学園高3年、菅楓華(17=宮崎国際)が3オーバーで首位発進した。

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ボクシングの元世界チャンプを父に持つ平仲は、打っても、打っても、最後までベストを尽くした。

前日9日の練習ラウンドは、この日の4位にあたる77でラウンドし「大丈夫と思った」。だが、本番では状況が一転。アンダーパーが1人も出なかったプロトーナメント仕様の難コースに、自身も苦しんだ。

特に「ピン位置と傾斜で、思うように打てなかった」といい、起伏のある高速グリーン攻略に大苦戦。ドライバーも「距離感が合わなかった」と反省し、すべてにかみ合わず14オーバーと、大きく出遅れた。

だが、幼少期から「(ボクシングジムで)ボクサーを間近に見ていて、走ることに抵抗がなく、体幹は強い方」という体力を武器に、しぶとく食らいついた。父から「『努力に勝る天才なし』。『後悔しないように努力しなさい』と言われてきました」という信念も胸に粘った。

「お父さんの様になりたい」と話す偉大な父は憧れだ。初日成績はふるわなかったが、父から譲り受けた不撓(ふとう)不屈の精神で、最後まで諦めない。【菊川光一】

 日本協会女子ナショナルチームメンバーの宮崎・日章学園高3年、荒木優奈(17=グリーンランドリゾート)は3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの76で2位につけた。前日9日の練習ラウンドで「大荒れだった」というドライバーショットを修正して「ビビらず振れた」。正確なショットでフェアウエーを外さず、豊富な経験を生かしてスコアをまとめた。

<8オーバーで出遅れ、2連覇危機の福岡・沖学園高2年、藤本愛菜>後半はショット、アプローチ、パッティングの調子が戻ったが、前半かみ合わず、何をしてもうまくいかなかった。(連覇は)意識しないで楽しく回りたい。

<3バーディー、6ボギーの75で単独首位発進の菅>前半に3つのボギー(1、3、5番)が来たが、チャンスはあると思ったので、あまり焦りはなかった。明日(第2日)は集中して、アンダーパーを目標に、コースマネジメントしたい。