首位で出た桑木志帆(20=岡山御津CC)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算21アンダーの267で悲願の初優勝を1打差で逃した。

前日まで3日間ボギーなしと安定していたが、3番パー4で1歩後退。それでも直後のパー4でバーディーを挙げて再び首位に並ぶと、さらに2つ伸ばして単独首位で折り返した。

後半は12番パー5でボギーを喫して再び首位から転落した。終盤には3位に転落したが、そこから追い付き逆転。17番で稲見に再びリードを許してしまった。

岡山市出身の20歳。4学年上で同郷の渋野日向子は「憧れの存在」。背中を追い続けてきた先輩と同じ舞台に立ち、力いっぱいプレーした。

4歳でゴルフを始めて以来、二人三脚で支えてくれた父正利さん(66)に贈る勝利とはならなかった。8月の大会中に会場で突然倒れた父は、翌週に退院できるまで回復し、再びツアー転戦を支えてくれている。それでもアルコールは控える日が続いてきたが、娘が優勝すれば解禁することを公言していた。勝利の美酒こそ、親子で分かち合えなかったが、十分に実力を見せた。