初出場の中川拓海(22=新千葉)が首位と2打差の3位で好発進した。2バーディー、3ボギーの1オーバー73をマーク。中央学院大から今春、大阪市に本社を置き、ゴルフ部を持つ物流事業会社に就職。アマチュアのトップを目指す22歳が、この大会で第1歩を踏み出す。首位は石口勝治(49=有馬ロイヤル)、三上陽二郎(30=滝野)が1アンダーの71で並んだ。

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首位に2打差の3位で好発進した中川は、前半は13番パー4で約4メートル、18番パー5で約5メートルを沈めて2つのバーディーを奪った。後半は3ボギーで貯金を減らしたものの、1オーバーにまとめた。

「僕的には得意なコースではなかったが、大きなピンチもなく、いいゴルフができた。この大会で大人の方とかかわりを持ち、成長したい」

中央学院大3年時の22年、今回の三木ゴルフ倶楽部で開催された13大学が参加した個人戦で優勝。今回は西・南コースだが、当時は東・南コースで最終日に66をマークし、決して相性は悪くなかった。

22年日本学生選手権で13位に入るなどプロの夢を持っていたが、昨年は左手首のけがに悩まされた。今春から大阪市に本社を置く物流事業会社「センコー」に入社。16年に創部されたゴルフ部に在籍する一方、普段は大阪・寝屋川市の営業所で倉庫や伝票管理を担当する。

会社が掲げた「スポーツを通じ、企業イメージ向上を図る」という目標のためにも、競技会での結果を追求する。同部主将の高野健汰(26)は昨年の関西大会王者でこの日は15位、山崎有輝(24)は7位発進。部員での上位独占も夢ではない。

17日の最終日へ、中川は「僕は年齢的にも若い方なので、チャレンジャー精神で攻めたい。先輩方のスコアにもよるが、優勝するには60台を目指したい」と意気込む。全日本大会で活躍するためにも、勝負の1日になる。

◆中川拓海(なかがわ・たくみ)2002年(平14)3月17日、千葉・八街(やちまた)市生まれ。9歳から父の影響でゴルフを始める。千葉黎明高から中央学院大に進み、21年信夫杯争奪日本大学対抗戦(団体)6位、千葉県アマチュア選手権3位など。ドライバー平均飛距離270ヤード。175センチ、67キロ。

○…三上は5バーディー、4ボギーの1アンダーで首位に立った。21、23年の関西大会では2位に惜敗。初優勝へ「できればいいなという感じで、力まず臨みたい」。この1年でパーソナルトレーナーと契約し、体幹を鍛えた。軸がぶれなくなり、飛距離がアップ。「最近はしっかり練習でき、よくなっている」と手応え十分で最終日に臨む。

▽71で首位に立った石口(22年関西大会優勝者で2度目の栄誉へ王手)「ティーショットもパターも失敗しなかった。最終日はパープレーを心がけたい」

▽4位中野(75ながら首位と4打差で優勝圏内)「目標は予選通過で全日本大会に行きたい。上位の選手についていきたい」

<主催>日刊スポーツ<後援>日本ゴルフ協会、関西ゴルフ連盟〈協賛〉住友ゴム工業〈協力〉三木ゴルフ倶楽部