日本勢として初めて米男子ゴルフツアーで優勝し、世界殿堂入りも果たした青木功(82)が8年ぶりの試合出場へ意欲をみせた。

10日、都内で開催された「文化功労者顕彰を祝う会」に出席。昨秋に、文化の向上発達に特に功績顕著な人物に贈る称号に選ばれ、「『うそだろ』って。自分なんかにもらえるとは思っていないし。ただやっぱり、ゴルフ一辺倒でわがままにやってきたんだけれども、それが評価されるっていうのは、自分じゃないような気がするね」とほほ笑んだ。会には約750人が出席した。

ゴルフ界では14年に顕彰された樋口久子・日本女子プロゴルフ協会顧問に続いて2人目。昨年3月に男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長を退いた。「人の上に立って苦労したのを少し癒やすために少し遊んでる。やっぱり、なんて言うのかな、人の上に立つ難しさ、今この70を過ぎてやっと覚えたね。ゴルフをずっとやってきて、ゴルフだけしかやってこなかったから、逆に言えば、すごくいい意味で人生勉強、社会勉強したなと思って」と近況を報告した。

現在は「寒いからね」とゴルフは控えているが、公の場でプレーしている姿を見ることはできるかと問われると、「あるかもしれない。それは私の体力次第だと思うな。体力次第、考え次第だと思う。試合も出るかもしんない。やってみたいよ。もうかれこれ10年やってないからな」と意欲満々。国内男子ツアーでは17年中日クラウンズが最後の出場となっている。「グランドシニアかな。レギュラーにいったら1日で終わっちゃうよ」と冗談も交えながら、「やるからには遊びじゃない。命張ってじゃないけどね」と「世界のアオキ」の誇りものぞかせた。