ツアー未勝利の阿久津未来也(30=フリー)が、プロ10年目の節目に初勝利を挙げた。4バーディー、3ボギーの71で回って通算13アンダー、275。前半からパープレーを続けて首位をキープし、後半に1つ伸ばした。
宿願成就のウイニングパットを決めると「っしゃあ!」と歓喜の雄たけび。戦友たちからウオーターシャワーで祝福された。2位の33歳、宋永漢(ソン・ヨンハン=韓国)と河本力(25=大和証券)に4打差をつける完勝だった。
前日5月31日は6バーディー、2ボギーの68で回って通算12アンダー。204で首位に立っていた。この日も9番でバーディーパットを沈め、スコアを伸ばしてトップで折り返す。2位の河本に2打差をつけて残り3ホールを迎え、後続を引き離して勝ち切った。願いをかなえた。
生まれ育った栃木の作新学院高校1年時に「関東ジュニア」を制覇(2010年)。日本大(日大)進学後は苦しんだが、最終の4年時に「日本学生」で優勝し、プロへ進んだ。
17年にプロテスト合格。22年の「関西オープン」で首位を経験し、選手会副会長に就任した24年は「横浜ミナト選手権」で自己最高の2位に入った。「パナソニックオープン」でも3位で、あとは頂点を踏むだけだった。
大会は「~全英への道~」と銘打たれ、有資格者を除く上位3人が海外メジャーの全英オープン(7月)の出場権を得る。阿久津、宋、河本が獲得した。
◆阿久津未来也(あくつ・みきや)1995年(平7)3月17日、栃木県生まれ。3歳から競技を開始。ツアープレーヤー転向は2016年11月29日。180センチ、78キロ。血液型A。

