日本女子ゴルフ界の2000年度生まれ、「ミレニアム世代」の吉田優利(25=エプソン)が、米挑戦2年目でツアー初優勝のチャンスをつかんだ。しかもメジャー大会の大舞台。

昨年はこの大会で、同じミレニアム世代の古江彩佳(25)がメジャー初優勝。2年連続で同世代が栄冠をつかめるか。勝てば日本勢は6人目になる。

8バーディー、ノーボギーで猛チャージした「63」は、第3ラウンドのベストスコア。日本ツアーを合わせても自己記録だ。

首位と9打差38位から出て、終わってみれば2打差7位。通算11アンダーで首位に並んだゲイナー(英国)とラッフェルズ(オーストラリア)の2人の背中は、十二分に見える位置だ。

「今日は、昨日までなかなかかみ合わなかった部分が、全部うまくかみ合ってくれたと思う」

メジャー5大会で唯一経験のなかったエビアン選手権だが、会場の特長を知り尽くしているかのように、傾斜を利用した頭脳的なショットが目立った。

3番パー4は、バンカーからの第2打がラフの傾斜を使ってピン3メートルにつけ、バーディー。難しいラインの長短のパッティングもさえわたり、コメント通りの1日だった。

「今日みたいなゴルフができれば最高だが、なかなかでるゴルフじゃないので。今日みたいなゴルフを目指しつつ、いっぱい伸ばせたらと思う」

千葉・市川市生まれの25歳。日本ツアーでは通算4勝を挙げる一方、米挑戦1年目の昨年は11月のロッテ選手権で5位、今年は6月のダウ選手権(チーム戦)の6位はあるが、なかなか優勝争いに絡めていない。

日本ツアーの新人、妹鈴(りん、21)もミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ最終日に臨んでいる13日、姉はフランスで日本時間午後5時、運命のスタートを迎える。

◆女子の世代闘争 女子人気の火付け役となったのが98年度生まれの「黄金世代」。小祝さくら、高橋彩華、天本ハルカ、河本結、大里桃子、新垣比菜、海外組には勝みなみ、渋野日向子、畑岡奈紗、原英莉花ら豪華顔ぶれ。00年度生まれは「ミレニアム世代」で吉田優利、古江彩佳、西村優菜、安田祐香ら。03年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれ、神谷そら、川崎春花ら。