ルーキーの入谷響(19=加賀電子)が、優勝争いのキーマンだった。首位と2打差の3位から出て6バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの73。出入りの激しい内容で、1つ落とし、通算6アンダー、210で9位に終わったが、一時は5連続バーディーを奪い、2位に3打差をつけるなど6月のニチレイ・レディースに次ぐ通算2勝目は目前だった。それだけに「自分を責めなきゃいけないレベルのゴルフだったので悔しいです」と振り返った。

首位から出て逃げ切った初優勝とは違い、追いかける展開だった。5番パー3でボギーが先行しても、6番パー4でバウンスバック。8番パー4から12番パー3までは、怒濤(どとう)の5連続バーディーを奪い、一気に2位に3打差をつける首位に立った。ところが、ここから苦しい時間帯が続いた。

ともにパー4の13、14番を連続ボギーとし、3打あったリードは、1打に縮まった。さらに伸ばしたいパー5の15番で痛恨のダブルボギー。ティーショットを右の林に打ち込んでOBとするなど、ショットが乱れ、ついに首位から陥落。藤田さいき、木戸愛、桜井心那の3人が並んでいた9アンダーを下回る8アンダーとなり、一気に4位となった。

悪い流れは止まらず、16番パー4もボギー。それでも幸運にも、9アンダーで並んでいた3人も伸ばすことはなかった。「周りを見たら、意外とスコアが伸びていなかったから、なんとかチャンスはあるだろうと思っていたんですけど、16番で難しいところにつけてしまって…」。それでもライバー平均飛距離がツアー2位の“飛ばし屋”は、再び逆転を狙い、イーグルならその時点で単独首位に立つ7アンダーで臨んだパー5の最終18番で、ティーショットを強振。フェアウエーに運んだが、第2打以降が乱れて、ボギー締めとなった。

5連続バーディーから一転、大乱調の始まりとなったボギーの13番を振り返り「13番で3パットしてからながれも悪くなった。3パットは、攻めすぎたわけではありませんが、思った以上にいってしまって、そこからおかしくなりました」と語った。その13番の3パットまでは「全部かみ合っていました」と振り返っただけに、悔しさが一段とこみ上げた様子だった。

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