<柔道:グランドスラム東京2012>◇最終日◇2日◇東京・代々木第1体育館◇男子100キロ級

 小林大輔(24=ALSOK)がオール一本勝ちで優勝した。決勝ではイリアス・イリアディス(26=ギリシャ)を残り51秒から内股を決めて一本勝ちした。

 精神的にムラがあり、最近は結果を残せていなかっただけに「集中力を切らさず、最後まで戦えた」と笑みを浮かべた。もっとも、試合後は、井上康生監督(34)から「ホームではなく、海外の厳しい環境で勝ってこそ真の実力。ここからが勝負」と叱咤(しった)された。本人も「海外の選手の柔道に対する姿勢、トレーニング法などを学びたい」と引き締めていた。