400メートル個人メドレーを2連覇した瀬戸大也は声を弾ませ、笑顔でレースを振り返った。

 -最初のバタフライから楽にいけたか

 瀬戸 もう一回、200メートルバタフライをやりたいくらい。この結果を取らせてもらうために、神様が200メートルバタフライ(6位)と200メートル個人メドレー(準決勝敗退)の結果を与えたのかなと思っている。自分を強くしてくれるきっかけになった。

 -どう立て直した

 瀬戸 もう、とにかく終わったことは仕方なくて、この大会でできる最高のパフォーマンスを心がけた。4種目をしっかり整えて、あとはもう自分を信じただけ。本当にすごくいい経験になった。

 -描いた通りのレースだったのか

 瀬戸 (積極的に)いくと決めていた。(最後の)自由形はとにかくきつかったけど(自分が)抜けていたのが分かったので、このチャンスを逃すわけにいかないと思った。

 -優勝を確信したのは

 瀬戸 (2つ目の)背泳ぎの時点で勝ったと思った。

 -2年前とは違う

 瀬戸 違いますね。もぎ取りにいった金メダルなので。