世界ランキング6位の錦織圭(26=日清食品)が、合計約2時間半に及ぶ2度の中断を乗り越えて、同42位のアンドレイ・クズネツォフ(25=ロシア)をストレートで下し2年ぶりの16強入りを決めた。
次戦の4回戦では、世界13位のチリッチ(クロアチア)と対戦。過去の対戦成績は錦織の7勝3敗となっている。
錦 織 | 3 | 7-5 6-3 7-5 | 0 | クズネツォフ |
- ガッツポーズを見せる錦織(AP)
第3セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 7 | |||||
クズネ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | 5 |
○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
<第12ゲーム>7-5 錦織の厳しいコースへのサーブにクズネツォフが4連続でミスショット。錦織はキープ。ストレート勝ちを収めた。
<第11ゲーム>6-5 錦織は30-30から強烈なフォアハンドショットでブレークポイントを得る。2度のジュースをはさみ、このゲーム3度目のブレークポイントでクズネツォフがミスショット。錦織がブレーク。
<第10ゲーム>5-5 15-15で長いラリー。錦織の見事なロブショットがライン上にぴたりと決まる。錦織がキープ。
<第9ゲーム>4-5 クズネツォフのミスショットなどで錦織が0-30と先行。しかしクズネツォフが厳しいサーブで耐える。最後はサービスエースで決めクズネツォフがキープ。
<第8ゲーム>4-4 錦織は得意のラリーで相手のミスを誘う粘りのプレー。最後は厳しいコースへバックハンドショットが決まり錦織がキープ。
<第7ゲーム>3-4 クズネツォフが強気なサーブでポイントを重ねる。クズネツォフがキープ。
<第6ゲーム>3-3 互いに譲らぬ高度なラリー戦。40-30から、錦織のバックハンドショットがライン際に決まった。錦織がキープ。
<第5ゲーム>2-3 30-40と錦織のブレークポイントになったが、クズネツォフがしのいでジュースに。2度目のブレークポイントでは、錦織の厳しいリターンがきいてクズネツォフがミスショット。錦織がブレークバックに成功した。
<第4ゲーム>1-3 錦織のサーブから再開。クズネツォフのミスショットがやや目立つようになった。錦織がキープ。
<中断> 再開後わずか3ゲームを終えたところで再び雨。2度目の中断に入った。約20分の中断後、両選手が戻り再開。
<第3ゲーム>0-3 錦織も厳しいコースを狙うが、わずかに外れるショットが目立つ。クズネツォフがキープ。
<第2ゲーム>0-2 錦織のサーブに対し、クズネツォフは果敢なリターンで攻める。厳しいショットがうまく決まり、15-40のブレークポイント。その後3度のジュースにもつれ、このゲーム3度目のブレークポイントで錦織がミスショット。クズネツォフが先にブレーク。
<第1ゲーム>0-1 クズネツォフのサーブから。錦織はなかなかリターンしきれず、クズネツォフがラブゲームでキープ。
<中断> 急きょ強い雨が降り始め、試合は一時中断に。中断から約2時間後、両選手が入場し試合再開。
- 雨のため一時中断となり、いったん引き揚げる錦織とクズネツォフ(AP)
第2セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | 6 | |||
クズネ | ○ | ○ | ○ | 3 |
○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
<第9ゲーム>6-3 40-30のセットポイントから、クズネツォフのリターンが外れる。錦織がキープし、2セット目も連取。
<第8ゲーム>5-3 クズネツォフがサーブでのポイントを重ねる。あっという間にクズネツォフがラブゲームキープ。
<第7ゲーム>5-2 40-0から、錦織がこの試合初めてのダブルフォルト。しかしその後きっちりポイントし錦織がキープ。
<第6ゲーム>4-2 30-40と錦織のブレークポイントだったが決めきれずジュースに。このゲーム3度目のブレークポイントで、錦織のバックハンドショットが鮮やかに決まった。錦織がこのセット先にブレーク。
<第5ゲーム>3-2 錦織は30-30の苦しい展開から、サービスエースで40-30とする。長いラリーから、クズネツォフの仕掛けたドロップショットに錦織が追いつきポイント。錦織がキープ。
<第4ゲーム>2-2 クズネツォフが粘り強いラリーから錦織のミスショットを誘う。クズネツォフがキープ。
<第3ゲーム>2-1 錦織は第1サーブがしっかり決まり、優位に進める。錦織がキープ。
<第2ゲーム>1-1 40-30から長いラリー。クズネツォフのミスショットでこの試合初めてのジュースに。クズネツォフがなんとかキープ。
<第1ゲーム>1-0 錦織のサーブから。サーブの好調ぶりは健在で、このゲームもほとんどのポイントが速い展開でのものだった。錦織がラブゲームでキープ。
- バックハンドでリターンする錦織(AP)
第1セット
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
錦 織 | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 7 | |||||
クズネ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | 5 |
○はキープ、◎はブレーク、Tはタイブレーク
<第12ゲーム>7-5 錦織が厳しいリターンからラリーに持ち込み、30-40とセットポイントを取る。最後も厳しいショットでクズネツォフのミスを誘い錦織がブレーク。第1セットを奪った。
<第11ゲーム>6-5 サーブからのポイントでテンポよく運び、錦織がキープ。
<第10ゲーム>5-5 錦織はラリーに持ち込むもなかなか粘り切れず。クズネツォフがキープ。
<第9ゲーム>5-4 錦織はコートを広く使った揺さぶりで主導権を握る。錦織がキープ。
<第8ゲーム>4-4 錦織は積極的なリターンで仕掛ける。クズネツォフのミスショットを誘い、30-40とブレークポイントに。最後はラリーからフォアハンドのショットが決まり錦織がすぐさまブレークバック。
<第7ゲーム>3-4 錦織がサーブ&ボレーで仕掛けたがミスショットに。クズネツォフが15-40とブレークポイントをにぎり、1度目のチャンスで見事なストレートショットが決まった。クズネツォフがこの試合先にブレーク。
<第6ゲーム>3-3 クズネツォフのサーブが強い。錦織はほとんどリターンできずクズネツォフがキープ。
<第5ゲーム>3-2 錦織は余裕のあるプレー。効果的にドロップショットを使ってクズネツォフを崩す。錦織がラブゲームでキープ。
<第4ゲーム>2-2 クズネツォフは力のあるサーブで主導権を握る。最後は錦織のミスショットでクズネツォフがキープ。
<第3ゲーム>2-1 40-15からラリーとなり、錦織が足を使って緩急をつくりポイント。錦織がキープ。
<第2ゲーム>1-1 一方のクズネツォフも好調。サービスエースで決めクズネツォフがキープ。
<第1ゲーム>1-0 錦織のサーブから。立ち上がりからサーブがさえ渡り、クズネツォフにほとんどプレーさせず錦織がラブゲームでキープ。