1回戦を大勝で勝ち上がった光泉(滋賀)だったが、前回王者東海大仰星(大阪第1)の前に力負けを喫した。

 開始直後は互いに押し合う時間が続いた。だが、9分に先制トライを与えると、焦りからかミスも重なり立て続けにトライを奪われ点差を広げられた。前半だけで5トライなど35失点。後半も流れをつかめないまま点差を広げられた。

 後半25分に中央から左に流してTB三崎瑛登(3年)が奪ったトライで何とか一矢報いた。薬師寺利弥監督(42)は「何もできなかった。完敗です。(この試合に向けて)ディフェンスを意識してやってきたが、機能しなかった」と王者の強さを認めるしかなかった。