新潟工が県勢39大会ぶりの花園2勝目を手にした。78年にベスト8入りして以来の3回戦進出を果たした。

 10-14の後半19分、新潟工のFWが地力を発揮した。ゴール前の相手の反則からモールを形成。じわじわと押し込んで、最後はフランカー曽我勇斗(3年)が飛び込み15-14と逆転。26分には左ラインアウトからのモールにつなげ、プロップ佐藤孔太郎(2年)のトライで突き放した。

 「歴史をつくることが今大会の目標だった。39大会ぶりの2回戦突破で、1つはできた」とSO小林大也主将(3年)。この日の3トライはすべてモールを押し込んでのもの。平均体重89・5キロのFWを前面に出し、ひた向きに前進するスタイルで長年立ちふさがっていた壁を乗り越えた。

 「でも、目標はベスト8。これで満足したわけじゃない」と小林主将。元日の3回戦はAシードの桐蔭学園(神奈川)に挑む。