男子は初出場の静清(静岡)が0-2で開智(和歌山)に敗れた。

 静清は全国初陣を勝利で飾れなかった。第1セットを落として迎えた第2セット序盤は2点差をつけた。だが、相手の鋭いサーブに翻弄(ほんろう)され、チームの生命線でもあるレシーブでミスを連発。5連続得点で逆転されると、反撃の余力はなかった。

 同校は15年4月の時点で部員数が3人。廃部寸前の状況から山内健至監督(44)のもとで猛練習を積み、初の全国大会出場を実現。悲願の1勝は来年以降に持ち越しとなったが、メンバーの大半は1、2年生。高橋邑弥(2年)は「この経験を生かして、来年は全国で勝てるように頑張りたい」と顔を上げた。