55年全米テニス選手権男子ダブルス覇者で日本テニス協会顧問の加茂公成氏(かも・こうせい)が、6日午後9時20分、心筋梗塞のため死去、84歳だった。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

 テニス界で有名な加茂一家の次男で、55年の国別対抗戦男子デ杯東洋ゾーン優勝の立役者となった。同年に当時シングルスと別々に行われていた全米ダブルス選手権男子(現在の全米オープン男子ダブルス)で宮城淳氏とコンビを組み、戦後の日本男子唯一の4大大会制覇を果たした。