世界8位の錦織圭(27=日清食品)が12日、右手首の痛みが再発し、マドリード・オープン準々決勝を前に棄権した。

 この日の朝の練習で、最後のサーブで球数を打てず。スピードがあるサーブは1球も打たず、早めに切り上げた。サーブの練習の最中には、ボティーニ・コーチと話す姿が見られた。ストローク練習は普通にこなしていただけに、大事を取ったとも思われる。

 錦織は、準々決勝で同2位のジョコビッチ(セルビア)と対戦する予定だった。次戦は14日開幕のイタリア国際(ローマ)だが、この日の棄権で欠場の可能性も出てきた。