柔道の世界選手権(8~9月・ブダペスト)男子100キロ級代表のウルフ・アロン(東海大)が来春の卒業後に実業団の学校法人了徳寺学園へ進むことが27日、分かった。

 母校の東海大浦安高と同じ千葉県浦安市を拠点とする縁があり、教員志望の引退後を見据えて同学園を選んだという。

 ウルフは4月の全日本選抜体重別選手権で2連覇を達成。25日の全日本学生優勝大会では、東海大の主将として22度目の優勝に大きく貢献した。

 了徳寺学園は男子で2012年ロンドン五輪60キロ級銀メダルの平岡拓晃や73キロ級元世界王者の秋本啓之、女子は48キロ級元世界女王の福見友子らがかつて在籍。全日本柔道連盟の山田利彦強化副委員長が監督を務めている。