フィギュアスケート女子の紀平梨花(14=関大KFSC)が2日、練習で4回転ジャンプに成功したと明かした。

 大阪・高槻市の「関大たかつきアイスアリーナ」でエキシビションに出演。5月の米コロラド合宿から本格的にサルコーとトーループの4回転に挑戦しており「サルコーは5回ぐらい(成功した)」と照れくさそうに笑った。

 18年平昌五輪は年齢制限で出場できないが、昨年9月のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第5戦スロベニア大会でトリプルアクセルに成功。世界で女子7人目で、日本では伊藤みどり、浅田真央、中野友加里に次ぐ4人目の3回転半ジャンパーとなった。ジュニア2年目の今季は4回転のプログラム導入を「考えていない」としたが「シニアに上がる時に入れられたらいいな」とニッコリ。現在、公式戦での4回転成功は安藤美姫だけで、夢は膨らむ。

 5月の全大阪2選手権で披露していたフリーの新プログラム「道」に加え、この日はショートプログラム曲に「カンフー・ピアノ」を選んだことも明かした。目標は「全日本ジュニア(選手権)と(ジュニアGP)ファイナルと、世界ジュニア(選手権)で優勝することです」と大舞台での3冠を掲げる。22年北京五輪へ、14歳の成長にも注目だ。