男子400メートル個人メドレーで、リオ五輪金メダル萩野公介(22=ブリヂストン)は、4分12秒65の6位だった。今大会は銀1個に終わり、28日の800メートルリレー後には泣き崩れた。不調のまま終わった萩野が所属するマネジメント事務所の社長で五輪2大会連続2冠の北島康介氏(34)が「0か100かじゃなく割り切ることも必要」と復活のかぎを挙げた。競泳陣は銀4、銅3で11年上海大会以来6年ぶりに金なしだった。

 前半で勝負はついた。萩野は、リードすべき背泳ぎを終えた200メートルで4番手。そのまま沈んで自己記録より6秒以上遅れて6位。「正直、全然勝負にならなかった」。不調もあって、今大会は200メートル個人メドレーを重視して勝負したが、銀メダル。ショックを引きずって、大会を終えた。

 北島氏 (200メートルで)勝てる相手に負けた。最初の気持ちをどう表現していいか、分からなかった。おれなんかは『できないもんだ』と思って乗り込んだ。ダメッすと。彼はそういう割り切りができない。0か100か。でも大会期間中で3、4の状態から5、6まで上げるような、粘りが欲しい。何くそというか。