新潟アルビレックスBBが青学大と今季初の対外試合を行い、100-71で快勝した。新主将のスモールフォワード(SF)池田雄一(34)が、3点シュート3本を含む12得点と順調な仕上がりを見せた。

 池田が正確なショットでリングを捉えた。第2クオーター(Q)の4分過ぎ、「打てる場面では積極的に打つ」と得意の3点シュートを2連続で決めた。第3Qにも1本決め、第4Qは3点シュートを打ちに行ったところでファウルをもらい、獲得した3本のフリースローを成功させた。この日の12得点は、すべて3点シュートに絡んだもの。「動きのタイミングに気をつけた」と確認作業を重視した中で、持ち味を発揮した。

 今季は11~12年以来の主将に就任。「選手間のクッションになれればいい」と言う。主将に指名した庄司和広監督(43)は「引っ張っていく自覚を持ってもらいたい」と期待を込める。そこに応える一端は、最初の実戦で見せた。「チームとしてまとまって戦えるように意識する」。開幕は9月30日。池田は全体を見渡しながら、自身とチームの調整を進める。【斎藤慎一郎】