7月にトルコのサムスンで行われた聴覚障害者の国際総合スポーツ大会、デフリンピックで、史上最多27個のメダルを獲得した日本選手団の帰国報告会が31日、東京都内で行われた。

 競泳の藤原慧(日大)は首から金3を含む9個のメダルをぶらさげ「まだまだ知名度は低いが、こうした形で知ってもらえてうれしい」と喜んだ。

 1セットも落とさず優勝したバレーボール女子の宇賀耶早紀主将(富士ゼロックス)は「アスリートとして五輪やパラリンピックと同様の評価を受けたい。メダルへの報奨金制度もつくってほしい」と訴えた。

 現地を視察したスポーツ庁の鈴木大地長官は手話を交え「開会式で、五輪、パラリンピックと同じくらいの規模でデフリンピックが行われていると肌で感じた」と感想を述べた。