【オークランド(米カリフォルニア州)12日=戸田月菜】インターネット関連の楽天は12日、NBAの昨季王者ウォリアーズと17~18年シーズンから複数年のスポンサー契約を締結したと発表した。ユニホームの左胸部分にロゴが入り、スポーツ専門局ESPNは契約内容を3年6000万ドル(約66億円)と報じた。練習施設の名称も「楽天パフォーマンスセンター」となる。

 NBAは10月に開幕する新シーズンから初めてユニホームスポンサー制を試験導入し、日本企業では楽天が第1号となった。NBA創設の1946年からリーグに所属するウォリアーズは5度の優勝を誇り、15~16年シーズンには73勝で年間最多勝記録を更新した。MVP2度獲得のステフィン・カリー(29)やケビン・デュラント(28)らが所属する。

 楽天は昨年11月にサッカーのスペイン1部バルセロナと、4年総額2億2000万ユーロ(約286億円)というスポーツ史上最高額のスポンサー契約を締結。今回も世界トップチームとの契約で、三木谷浩史会長は「バルセロナのように、選手全員が勝利に向かうチーム。私たちが大切にするチームワークや前向きな姿勢と共通するものがある」とコメントした。

◆ゴールデンステート・ウォリアーズ 1946年、フィラデルフィアで誕生。NBAの前身BAAの初代王者。62年にサンフランシスコ、71年にオークランドに移り、チーム名をゴールドラッシュに沸いたカリフォルニア州の愛称に。昨季5度目の王者。本拠地オラクル・アリーナ。