ノジマ相模原が38-35でLIXIL(リクシル)とのシーソーゲームに競り勝った。ノジマは3勝1敗、LIXILは2勝2敗となった。

 24-28と4点を追って迎えた第4Q。ノジマはQBガードナーがWR八木へ連続でTDパスを決めた。51秒の16ヤードと5分25秒の15ヤードで、38-28と逆に10点のリードを奪った。

 直後の同Q5分42秒、LIXILのWR前田に100ヤードのキックオフリターンTDを返されたが、さらなる反撃は許さなかった。大きかったのは試合時間残り2分9秒に決まったLB増山のブリッツ。タックルされた相手エースQB加藤はヘルメットが脱げ、ルール上、その直後のプレーができず、流れを断たれた。

 LIXILはK青木の50ヤードFGトライで同点を狙ったが、ボールセットが乱れたこともあって不成功。その後はノジマが時計を進めて逃げ切った。

 薄氷を踏む勝利に須永ヘッドコーチ(HC)は「こういう競った試合になると思っていた」と安堵(あんど)の表情。そして、勝利につながった増山のブリッツについて「ラッキーで、大きなプレーだった」とその奮戦をたたえた。

 期待のQBガードナーはこの日、インターセプト無し。須永HCは「精度が上がってきている。レシーバーが意図通りに動き、信頼が大きくなってきている。とくに八木とは1番合っている」と、連続TDパスを決めたホットラインの出来を評価した。

 残り2試合となったリーグ戦。21日アズワン、29日パナソニックと西地区勢との対戦が続く。須永HCは「いずれも全力でやる」と、この日の勝利を喜ぶ間もなく、リーグ終盤戦に気持ちを切り替えていた。