日本ラグビー協会は、18~19年度と19~20年度のトップリーグ(TL)開催方法について大幅な日程変更などの方針を決めた。18日、都内でTLの太田治委員長らが取材に応じ、明らかにした。

 変更理由は、19年W杯日本大会に向け、スーパーラグビー(SR)サンウルブズとの連携強化を図る日本代表の強化。TLは例年8月に開幕し、翌年1月に閉幕した。18年度は例年2月に開幕するSRの準備期間確保のため9月~10月を「レギュラーシーズン」として各チームがリーグ戦7試合を行い、12月の順位決定戦で閉幕する。

 W杯(9月20日~11月2日)が開催される19年度は翌年1月に開幕し、5月に閉幕する。全16チームが総当たり戦を行い、プレーオフで総合順位を決める。

 日本代表とサンウルブズのヘッドコーチを兼任するジェイミー・ジョセフ氏らから今年6月ごろに要望を受け、TLの各チームなどと協議を重ねて大幅な日程変更となったという。太田氏は「W杯で勝つためにはしっかりとした準備と強化が必要。W杯はトップリーグも応援するということで、このようなことになりました」と理解を求めた。