【レジャイナ(カナダ)26日=松本航】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダでGPデビューする本田真凜(16=大阪・関大高)が、金色のネイルで準備を整えた。27日(日本時間28日未明)のショートプログラム(SP)に向け会場で公式練習。25日(同26日午前)に実戦初披露となるSP「ザ・ギビング」でのスタートダッシュを誓ったが、期待が高まる軽やかな動きだった。
本番リンクの感触を確かめながら、本田は「公式練習からたくさん拍手をもらえた」とシニアの雰囲気を味わった。午前8時からの公式練習。実戦ではぶっつけ本番となるSP「ザ・ギビング」の曲に乗せ、今大会から盛り込むルッツ-トーループの連続3回転ジャンプに成功。美しいピアノの旋律に動きをなじませて「いつも通りで悪くない。自分の中のメッセージを受け取ってもらいたい」といつもの笑顔を見せた。
前日25日の練習後には、キラキラと光る爪を披露した。「初めて金色にしてみました!」。21日に日本を出発。新SPの手直しのために立ち寄った、米デトロイトの人気スーパーマーケット「ターゲット」で「セールだったので」と購入した。GP中国杯(11月3~5日)が終わるまで続く海外生活で、貴重な気分転換になった。
スケートでも調整は順調だ。ミスなしを意識した7日のジャパン・オープン(フリーのみ)では6人中5位に終わり「自分らしくない。そんな立場じゃない」とジャンプ構成の難度を上げる挑戦を決意。新しく組み込むルッツ-トーループの連続3回転は現地入り後も好調を維持。ジャンプ3要素の基礎点は0・92点上がり、デトロイトでは振付師のズエワ氏とステップやつなぎも磨き上げた。
17年世界選手権銀メダルのオズモンド(カナダ)ら実力者が集うが「1つのプログラムが終わるごとにシニアの自分に自信を持てれば」と表情にはゆとりがある。輝く爪のように堂々と、初陣のリンクへ向かう。


