ラグビー日本代表は今日4日、W杯優勝2回で世界ランク3位の強豪オーストラリアとのテストマッチに臨む。3日は横浜市内の試合会場で約1時間の最終調整を行い、ジョセフ・ヘッドコーチ(48)は「責任をもったタックルと、防御システムを全員で遂行すること」とポイントを挙げた。

 今秋シーズンから、スピードを生かし、より前で相手の攻撃を止める新たな防御システムを導入。10月末の強化試合では7トライを奪われたものの、選手からも手応えを感じる声が並んだ。10月にW杯連覇中のニュージーランドを破ったオーストラリアは、先発15人の総キャップ数が640と豪華なメンバーがそろう。プロップ稲垣は「防御がどこまで通用するか。しっかりプレッシャーをかけていきたい」と意気込んだ。

 ◆オーストラリア代表のマイケル・フーパー主将のコメント 日本はボール争奪も積極的にくるだろうし、フィジカル(筋力や肉体)を強く求められる試合になると思う。松島が脅威になることは間違いない。