甲南大が逆転勝ちで2連勝を飾り、2勝4敗とした。同大は1勝5敗となった。

 甲南大は3-7の第2Q10分33秒、RB村上敦紀(3年)の5ヤードTDランで逆転した。大きなガッツポーズを見せた村上は「あんまり覚えてないけれど、OLがめちゃめちゃ(走路を)空けてくれたんで」と満面の笑みを浮かべた。

 村上は172センチ、92キロのガッシリ体形を生かしたパワーのある走りが特徴だ。入学当初はRBだったが、すぐにDLにコンバート。ところが、堀田監督に「身体的能力が高い」と評価され、昨秋から再びRBとなった。RB志望だった村上は「今、めちゃめちゃ楽しいっす」。第4Q5分6秒にはダメ押しの1ヤードTDランを決めて同大を突き放した。

 次の最終節18日は京大戦。堀田監督は「春に負けているし、次は勝ちたい。自分たちの力で入れ替え戦を回避したい」。村上は「入れ替え戦回避というよりも京大に勝ちたい気持ちが強い」と意気込んだ。