フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯最終日が12日、大阪市中央体育館で行われた。女子5位の宮原知子(19=関大)はエキシビションに出演し、次戦を見据えた。

 宮原はフリーから一夜明け、心地良い疲労を実感した。左股関節疲労骨折を経て11カ月ぶりの実戦復帰に「疲れている部分はあるんですけれど、気持ちがすごく元気で、思ったより疲れていないです」。5位の結果や内容を前向きに捉え「計画よりも少し早めの仕上がり。このままうまくいけば、計画通りにいくんじゃないかと思う」と笑った。

 エキシビションでもジャンプ3つをきっちりと決め、見据えるのはGP第6戦のスケートアメリカ(24日開幕、レークプラシッド)。先月上旬には16年リオデジャネイロ五輪卓球女子団体銅メダルの石川佳純(全農)と食事し「勝つことを狙いすぎて力むとダメ」と助言を受けた。「フィギュアにもつながる」とはやる気持ちを抑えながら、演技の完成度を高めていく。