女子で三原舞依(18=シスメックス)がSP64・57点の4位と出遅れた。冒頭の連続ジャンプの2つ目が回転不足となり、壁に手をつくミス。優勝が最低条件のGPファイナル(12月、名古屋)進出へ首位オズモンド(カナダ)との差は4・48点となり、18日のフリーで逆転を狙う。

 三原のフランス杯幕開けはまさかの展開だった。得点源であるルッツ-トーループの連続3回転ジャンプ。緊張はなかったが「いつもと違うコースから入ってしまった」と、回転不足の2つ目のジャンプ後に壁が迫っていた。両手をついてしまい「練習通りにできなかったのが悔しい」。最後まで笑顔はなかった。

 中国杯での7位に続き、SPは鬼門になっている。それでも他の有力選手もミスに苦しみ、首位とは4・48点差だ。「フリーで巻き返す場面が多すぎて悔しいけれど、挽回できる自信はある」と気持ちを切り替え、諦めずに頂点を目指す。