スノーボード男子ハーフパイプのソチ五輪銀メダリスト平野歩夢(18=木下グループ)が21日、成田空港発の航空機で米国遠征に出発した。

 2位だった9月のW杯開幕戦後は、スイス、オーストリア合宿で高さや精度を高めてきた。「練習してきた自分の滑りを試せればいい」とW杯第2戦での優勝を見据えた。W杯開幕戦はパイプのコンディションがよくなかったこともあり、実力をすべて発揮できなかった。平昌五輪でも金メダルのカギをとなる大技キャブダブルコーク1440を、パイプの状況にかかわらず「どこでも通用する完成度を用意していないといけない。そこに集中していきたい」と力を込めた。