サンロッカーズ渋谷が千葉ジェッツに勝利し、10連勝を決めた。第1クオーター(Q)、千葉に最大11点差をつけられるも、持ち直し23-21。第2Q、第3Qでさらに差を広げ68-54。79-71で勝利した。

 試合前には、2日の川崎ブレイブサンダース戦で負傷した、昨季のスティール王広瀬健太(32)が、左第5指基節骨骨折の診断を受け全治約2カ月、チームを一時離れることが発表された。SR渋谷の持ち味は堅守。広瀬不在の穴を、全員守備と走力でカバーし、連勝を10に伸ばした。

 今季開幕前、新しく就任した勝久ジェフリー監督(36)は「ディフェンスが1番大事。ディフェンスからの走るバスケがうちのスタイル」と呼びかけた。先発した副主将の満原優樹(27)は「監督の言葉もあって、今季はよりディフェンスを頑張らなきゃという意識がある。その結果が10連勝なのかな」と語った。

 出場した9選手のうちで唯一得点はなかったものの、5アシストをしたベテラン清水太志郎(36)は「自分が求められている役割を、それぞれがしっかりと果たせている。誰が出ても勝てるチームになってきている」と胸を張った。