リーグ1位のコベルコ神戸スティーラーズが、リーグワンで初の日本一に輝いた。

前身のトップリーグを含めると、7季ぶり2度目の頂点。同3位の東京ベイを22-13で下し、来季から母国ニュージーランド代表の監督に就任するデイブ・レニー・ヘッドコーチ(62)の花道を有終の美で飾った。

指揮官は「感情が織り混ざっている。安心した思いもある。クボタは素晴らしいチーム。そのチームに勝ち切れたうれしさもある」と喜んだ。一時は3-13と10点差をつけられながら逆転勝利。「後半はプレッシャーをかけることができた。小さな差ですが、勝ち切ることができたと思う」とうなずいた。

前半26分までに3-13とリードを許したが、同29分にルーキーのFB上ノ坊駿介(22)の短いキックから、WTBイノケ・ブルア(27)がトライに成功。10-13で迎えた同39分に日本代表のSO李承信(25)のペナルティーゴールで同点に追いついた。

後半2分には李が中央やや右からペナルティーゴールに成功。この日初めて勝ち越した。同10分にはキックで前へボールを運び、李のペナルティーゴールでリードを広げた。同15分ではトライエリアまで迫られたが、PR高尾時流(29)がスティール。その後も何度もトライのピンチがあったが、厚い防御で後半は無失点に抑え込んだ。

今季のリーグ戦18試合では、リーグワン史上最多の750得点を記録。世界年間最優秀選手に輝いた実績のあるFW第3列のFLアーディ・サベア(32)らを軸に、1試合平均42得点と高い攻撃力を誇ってきた。リーグワンでは初となった決勝の舞台でも、持ち前のアタック力は健在。今季リーグ戦で1勝1敗だった東京ベイを上回った。

◆コベルコ神戸スティーラーズ 神戸市東灘区のKOBELCOスポーツパークが練習拠点。チーム名は神戸製鋼グループの統一ブランドである「コベルコ」に、「鋼」を意味する「STEEL」を組み合わせた造語。1928年(昭3)に神戸製鋼所ラグビー部として創部。88~94年度に全国社会人大会と日本選手権で7年連続2冠。今季のスローガンは「RISE HIGHER」。