LS北見の調子は悪くなかったが、1試合目はスウェーデンが格上だった。ミスがなく、やりたいショットがほぼ完璧。それに比べて要所で少し石が離れるなど細かいところで及ばなかった。強豪相手だと「いいところにいった」ではなくて「あ、パーフェクト」という精度が求められます。

 あとは石の癖に対応する時間がかかったかもしれません。石は人間の手で削るのである程度、癖がある。曲がらない石、滑らない石…。投げながら、選手が癖をキャッチして対応を考える。曲がらない石はリードの1投目に、滑りすぎる石はセカンドが石をはじく時に、など。どの大会でも必ずあるので選手間のコミュニケーションが大切です。

 2試合目はリードに本橋選手が入りました。精神的な安定感があり、もともと悪くないチームの雰囲気にさらに落ち着きが出ました。やはり本橋選手がいることは非常に大きいと思います。(元日本代表サード)