4年連続10度目出場の京都成章が、悲願の初優勝を狙う。全国高校ラグビーは明日27日に、東大阪市の花園ラグビー場で開幕。日刊スポーツでは「夢へトライ」と題して今日から2回、注目校を紹介する。初Aシードの京都成章は、30日の初陣で黒沢尻工-山口の勝者と対戦。女優井上和香(37)のいとこにあたる湯浅泰正監督(53)率いるチームは、春の選抜で全国準優勝に輝き、西の横綱として今大会に臨む。“10度目の正直”で、日本一に立つ。
京都成章にとって、夢にまで見た日本一をつかむ舞台が幕を開ける。優勝候補となるAシードは同校と2連覇を狙う東福岡、神奈川の桐蔭学園の3校。4月の選抜ではU-18(18歳以下)日本代表で主軸を欠きながら、準決勝で東福岡を撃破。決勝では桐蔭学園に惜しくも敗れ準優勝となったが、今大会もこの3校を軸に優勝を争う構図となる。
女優井上和香のいとこで「独身の頃はよく応援に来てくれていた」と言う湯浅監督も、頂点を意識する。
「毎年優勝への思いはあります。今年のチームはまだまだ伸びしろがある。そういう意味では、波に乗ることができれば面白い」
注目は今夏に高校生で唯一、7人制の日本代表候補に選出され、東京五輪強化指定にもなっているCTB西川虎哲(3年)だ。1年時から出場し、2大会連続で8強で涙をのんでいるだけに「最後まで戦う心が大事だと思います。それが備われば、優勝することは不可能ではない」と話す。両WTBも決定力があり、堀田礼恩(3年)は「目指すはそこ(優勝)しかないです」とキッパリ。笹岡海斗(3年)も「毎試合1トライは必ず取りたいです。個人的に得点王になって、優勝したい」と意気込んだ。
過去9大会は4強3回、8強3回。湯浅監督は「『誰かがやってくれるやろう』という依存心だけが心配」としつつも「今までより自信はある」と目を輝かせる。京都勢としては、05年大会の伏見工以来の日本一へ。西の横綱として、今度こそ歓喜の瞬間を味わいたい。【益子浩一】


