帝京大が明大を逆転で破り、前人未到の9連覇を達成した。前半は明大に3トライを奪われ、7-17と10点のリードを許し折り返す展開。しかし、後半に入って、帝京大が怒濤の反撃を繰り返した。後半15分、同20分に立て続けにトライ。いずれもゴールを決めて逆転に成功した。

 岩出雅之監督(59)は試合後「明治大学の進化、素晴らしさをを肌で感じさせてもらいました。素晴らしいゲームを指導者としてじっくり見させていただきました。皆さんに大学ラグビーの魅力を感じてもらえたのではないかと思います」と感慨深げに激闘を振り返った。フッカー堀越康介主将(4年)は「守る時間帯が多かったが、厳しいところを楽しめた。80分間、楽しいゲームになりました」「このチームでこの仲間と日本一になったことがキャプテンとしてうれしい」と喜びを表現した。