フィギュアスケート女子平昌(ピョンチャン)五輪代表の宮原知子(19=関大)が、新成人の誓いとして「挑」を掲げた。8日、大阪市内のホテルで大阪スケート連盟主催の壮行会に出席。京都市内での成人式と同じ晴れ着姿で、ショートトラック代表の渡辺啓太(25=阪南大職)とともに登場。初の五輪に向け「どんどんチャレンジしたい」と表現した。

 壮行会ではショートトラックの98年長野五輪金メダルの西谷氏がメダルを持参。宮原は金メダルを間近で見て「自分の力で手にしてもって帰りたいなと思ってワクワクしました」と笑顔。「あの色(金)が欲しいですが、それはいつになるかはわからない。まず自分ができることをしっかりとしたい」と謙虚に言った。

 初詣は「スポーツの神様」白峰神宮、晴明神社、「足腰の神様」護王神社と京都市内で3カ所を回った。「おみくじは、末吉でした。『やれることをやれば大丈夫』といいことがたくさん書いてあった」。昨年末にはあらためて左股関節の検査を受けて「問題なし」という診断を受けた。次の4大陸選手権(24日開幕、台北)に向けて「(医師に)練習を追い込んでも大丈夫と言われたので、自分の中で自信になりました」と笑顔だった。【益田一弘】