米プロNFLラスベガス・レイダースと4月にドラフト外新人契約を結んだキッカー松澤寛政(27)が、チーム公式サイトで特集された。

公式サイトは、「松澤寛政のレイダースでの物語は客席から始まり、今はフィールドで展開している」と題した記事を掲載。松澤がチームのキャンプでキッカーの定位置争いに加わっていることを紹介した。

記事では、松澤が6月のミニキャンプで60ヤードのフィールドゴール(FG)を2本成功させたと説明。休養期間中もトレーニングを続け、キャンプに戻ってからはキックの力強さが増しているという評価を伝えた。チーム関係者は「本物の競争だ」と話している。

松澤は「もっと距離を出さなければいけない。NFLでエリートレベルにならなければいけない」とコメント。「自分の体をしっかりケアしなければならない」と、最高峰の舞台で生き残るための意識を口にした。

公式サイトは、松澤がハワイ大で昨季FGを29本中27本成功させ、タッチダウン後の追加キックも40本すべて決めたことも紹介。チーム内で競うベテランキッカーも「彼は本当にいいキックをしている。謙虚で、人間的にも良いし、僕を刺激してくれる」と評価した。

松澤は開幕ロースター入りへ、キャンプでアピールを続けている。公式サイトによると「もっと良い選手になりたい。これは新しい旅の第一歩だと思う」と話しており、NFLでの挑戦を続ける現在地を伝えている。

◆松澤寛政(まつざわ・かんせい)1999年(平11)1月8日生まれ、千葉県市川市出身。幕張総合高サッカー部では背番号3の主将として夏の総体、冬の選手権ともに県ベスト8。大学受験で1浪も不合格後の19年、アメフト経験者の父に勧められて2週間、米国旅行。NFLレイダース-ラムズ戦を観戦してアメフト転向を志した。21年、米オハイオ州ネルソンビルの公立2年制ホッキング大に留学。23年、ハワイ大に編入。25年の開幕戦でスタンフォード大を破る決勝FGを決めて勢いに乗り、全米2位のFG27本を成功させた。大学初のコンセンサス・オール・アメリカン(主要5選考のうち3受賞以上)。26年1月にはドラフト指名候補によるオールスター戦にも出場した。