東地区首位の秋田ノーザンハピネッツが76-58で同4位の仙台89ERSを退け、6連勝とした。49歳を迎えたジョゼップ・クラロス・カナルス・ヘッドコーチ(愛称ペップHC)の誕生日を白星で飾った。ペップHCは「自分の誕生日であれ、ないであれ、勝った試合はすべてうれしい」と笑顔。試合後に選手、スタッフからは大好物の「キャラメルポップコーン」3袋、ブースターからも数多くのプレゼントを贈られて感謝した。

 試合開始直前の選手だけの円陣で田口成浩主将(27)から「ペップのために勝とう」と鼓舞された一戦だった。第1クオーター(Q)開始2分間で8失点して前日とは違い、中山拓哉(23)の4得点などで8点を先行するなど、同Qで22-9と圧倒。第2、3Qは仙台の勢いに苦戦したが、第4Qはカディール・コールビー(28)、クリス・カヨール(33)のダンクシュートなどで20-9と引き離した。

 チーム最多タイとなる14得点で勝利に貢献した中山は「昨日は入りが良くなかったので、積極的にアタックできたことが(好結果に)つながった。チームとして満足できるようにしていかないと、プレーオフでB1昇格を落としてしまう。練習から意識することが、B1の道につながると思う」。指揮官に対しても「誰よりもバスケットに熱く、尊敬できる方。僕としても期待以上のことをしてやろうという思いが強い。誕生日に勝てて良かった」と笑顔を見せた。