女子シングルス決勝では早田ひな(17=日本生命)が橋本帆乃香(19=ミキハウス)を4-0で破り、初優勝を飾った。国内トップ選手が集まった大会で4試合すべてストレート勝ちと強さを見せつけた。

 先月のW杯団体戦(英ロンドン)では、石川佳純、伊藤美誠、平野美宇とともに代表になった。「自分以外は全日本選手権で優勝している」と、シングルスで大会を制したいとの強い思いが募った。この日は3月3日のひな祭り。「優勝すればダブルひなでいいかなと思った」と、「ダブルひな祭り」達成を喜んだ。

 昨年世界選手権女子ダブルスでペアを組んで銅メダルを獲得した伊藤はインフルエンザで急きょ欠場。「“応援しているから頑張って”と言われたが、約束を果たせた」と笑みを浮かべた。優勝賞金100万円も得たが、喜びに浸る間もなく、この日の深夜便で、ワールドツアー、カタール・オープン出場のため、出発する。