東地区首位の秋田ノーザンハピネッツは、ホームで中地区首位のFイーグルス名古屋を99-81と下し、18連勝を飾った。前半、相手に3点シュートを高確率で決められ46-51の5点ビハインドで折り返す。しかし第3クオーター(Q)で逆転。6分間にわたり、厳しい守備で相手にチャンスを与えず、29得点を連続で奪い、試合を決めた。地区優勝までのマジックを1つ減らし3とした。

 怒りの逆転劇だった。守備のチームが前半で51失点。ハーフタイムでペップHC(49)は「1人1人、もっと責任を持ってプレーしなさい!」と語気を荒らげ叱咤(しった)した。MVP受賞のナイジェル・スパイクス(28)は「勝因はペップに怒鳴られたから。ハーフタイムは本当に緊張した」と首をすくめ、逆転の2点シュートを決めた中山拓哉(23)は「いつもより(ミーティングは)長く感じた」と、恐怖? の時間を振り返る。前半で9つのオフェンスリバウンドを取られたことも問題視されると、スパイクスが期待に応える16リバウンドを奪った。

 もう第4Qは怖いものなし。白浜僚祐(26)は「勢いに乗っていたので」と強烈なダンクシュートを決め、ブースターも歓喜爆発した。この勝利で、早ければ次節の群馬2連戦(24日から)での地区優勝が決まる。【秋吉裕介】