前年初優勝の大阪が連覇に向け、29日のトーナメントに駒を進めた。この日は午前中に51-36で東京Aを下すと、午後は66-32で宮城に完勝した。

 昨年、1年生ながら初優勝に貢献したセンター前田心咲(みさき、高石市立取石中2年)が、173センチの高さを生かしてリバウンドを取り、チームの得点につなげた。

 市川藤乃コーチは「宮城がちょっと元気がなかったので、ディフェンスから速攻という自分たちのバスケができた」と手応えを感じた様子。「パワフルだった去年のチームに比べ、今年はお上品」だと言うが、「明日は相手の接触やプレッシャーを嫌がらないで、しっかり戦ってほしい」と前田らの奮闘に期待していた。