電通は初のXリーグで2連敗となった。昨季14位の富士ゼロックスに、第1Qでファンブルリターンとパスで2TDを奪われた。第2QにS坂梨のインターセプトから、前半残り48秒にRB北村がTDラン。6-14で折り返したが、後半は2インターセプトを喫するなどチャンスを作れず。守備は追加点を与えなかったが、6-14で競り負けた。昨年創部41年目で初の昇格を決めたが、初勝利はお預けとなった。

 坂梨兄弟の奮闘も及ばなかった。Sの兄夏木とWRの弟陽木は、ともに早大学院、早大でプレーし、高校ではクリスマスボウル、大学では甲子園ボウル出場を果たした。6歳違いで、今まで同じチームでプレーしたことはなかった。陽木は他社に勤務しているが、夏木の強い誘いで入団した。

 夏木はインターセプトに6タックルなど最後のとりでとして奮戦も「ボクが目立つようではだめ」と冷静に話した。陽木はパスを1回レシーブにとどまり「ロングパスを1回捕れなかった。あれを捕れば流れを変えられたのに」と悔しがった。

 陽木は昨年早大でQBと主将を務めたが、関東3連覇を逃した。昨秋痛めた右肩はまだリハビリ中のためにWRでプレーする。「秋にはパスを投げて、QBとしてチームに貢献したい」。夏木は「チームの体制も整いつつある。2人でも練習して、まず1勝したい」と、兄弟で初勝利を目指す。