インディカー・シリーズ第6戦、米国伝統のインディアナポリス500マイル(インディ500)は20日、米インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウエーで予選2日目が行われ、昨年日本人として初優勝を果たした佐藤琢磨(41=ホンダ)は16番グリッドを獲得した。4ラップの平均時速は約363キロだった。決勝は27日に行われる。

 インディ500はF1モナコGP、ルマン24時間とともに世界3大自動車レースの1つに挙げられている。

 佐藤はチームを通じてコメントした。

 「マシーンの安定性を改善できました。僕たちは絶対的なスピードも伸ばそうとしましたが、これについてはまだ作業中です。ただし、安定性はよくなりました。エンジニアリンググループはとても頑張ってくれました。昨日、僕たち3人は、ある意味で苦しい1日を過ごしましたが、今日の安定性については少なくとも満足しています。僕たちはたくさんのことを学び、前進をしました。レースカーに関して、僕たちはシナリオを完全に書き換えました。月曜日からカーブデイまでの間に、僕たちはレースカーの作業を進めることになります。トラフィック内でのマシーンはとても強力で、安定性も非常に重要です。もしも決勝日が暑くなったら、レース後半はみんなタイヤのデグラデーションに苦しむでしょう。この点は、僕たちが懸命に努力しなければならないところです」