昨年の新体操世界選手権団体総合銅メダルの日本代表「フェアリージャパン」が21日、都内でポーラの美容コーチから今季メークアップの講習を受けた。

 テーマは、大人っぽさとエレガントさ。

 <1>まぶた全体にのせたグレーのアイシャドーで彫りを深く

 <2>目頭にパープルを入れ、女性らしらとともに「抜け感」を演出

 <3>1本の黒いリキッドのアイラインの上に、さらにブラックのアイラインを重ねて、なじませると同時二目力を強調。これまでの羽のような複数の線をいれたアイラインから一新。

 <4>青みがかった赤色のリップで大人っぽく

 これらの工夫が凝らされたメークを、選手10人が約1時間かけて、自分の顔に施した。杉本早裕吏(22=トヨタ自動車)は「アイシャドーと、みんな全然顔が違うので同じように合わせるのが難しかった」、鈴木歩佳(18=日体大)は「シャドーと眉毛を描くのが難しかった」とそれぞれ感想を語った。

 大一番は、9月に控える世界選手権(ブルガリア・ソフィア)。山崎浩子本部長は「変わらずメダルを狙いにいく」と2年連続表彰台を目標に掲げた。現状を「入賞ラインの7、8位から、3~5位にあがってきている感じはある。だが、どのチームもミスなくやった時に3位に入れるかというと難しい」と冷静に分析。ロシア、ブルガリア、イタリアの3強に追いつくよう技を磨くとした。