アメリカンフットボールの悪質タックル問題を受けて関東学生アメフト1部チームの緊急監督会議が24日夜、都内で行われた。

 会議後、記者会見が行われ、日大を除く15大学の監督やヘッドコーチ(HC)が出席。代表して監督会の大山茂議長が取材に応じた。日大選手の“救済案”について「仮に他大学に編入したい選手が出た場合は?」との質問に「入試に関わる職員はいないため何とも言えないが、通常ルートで(試験を)受けて合格するしかない」と回答した。現状、他大学への移籍は難しいとの考えを示した。

 タックルで関学大の選手を負傷させた日大の宮川選手が22日に会見を行ったことに関しては「立派だなと思った。選手としても素晴らしいし、なんかのきっかけで戻ってきてほしい」と競技続行を切望した。

 日大の内田前監督が宮川選手の反則プレーを見ていなかったことについては「そこを見るのは難しいと思う。上からなら見えるが、フラットの場合は見えない場合もある」と理解を求めた。

 会議では日大の指導環境の改善がなければ、今秋のリーグ戦での対戦を拒否する方針を決めた。関東学生連盟にも再度、第三者委員会の立ち上げを要求する。