日本勢は野口啓代(29=TEAM au)と小武芽生(21=エスエスケイフーズ)がともに準決勝7位となり、10人で争われる決勝に駒を進めた。2人とも45手目をつかむところで力尽き、44+の高度を獲得した。野中生萌(21=TEAM au)は40+の16位で、惜しくも敗退となった。

リードでは登り始める前に6分間、全員で壁のオブザベーション(観察)をする時間がある。登るルートやどういう体の動きで登っていくかの戦略を立てる。日本勢3人も、双眼鏡を片手に相談しながらオブザベーションを行ったが、壁のトップが高く、地面からは完全には見渡すことができなかったと言う。野口と小武は、「あの黄色のホールド(突起物)をつかむのが難しいなと思った」と話す、ドーナツ状の黄色のホールドをつかみ切れずに力尽きた。「(黄色のドーナツ状のホールドの)中につかむところがあるとは思わなかった。オブザベーションで見えなかった」と野口は悔しがった。小武も「あそこが見えなくて…余力が残ってしまった。もう少しいけたはず」と肩を落とした。

このあと日本時間の9日午前2時から女子リード決勝が行われる。野口は「準決勝の内容自体は良かったので、もっと高度を上げられるようにしたい」と意気込んだ。