世界ランク6位の日本が同18位のカメルーンを3-0(25-19、25-20、25-11)で破って3勝1敗、勝ち点10として3位以上での2次リーグ進出を決めた。

他チームの勝敗で試合前に2次リーグに勝ち上がる4位以内が確定したが、16年リオ・オリンピック(五輪)以来2度目の対戦になったカメルーンにストレートで連勝して2位をキープした。

日本は新鍋、岩坂、石井、黒後、島村、田代のメンバーでスタート。石井のライトからのアタックで先制すると、黒後がレフトからの強打、バックアタックで得点を重ねて第1セットを先取した。

第2セットは新鍋に代わった長岡がライトから強打、フェイントを決めて連取し、第3セットも長岡の連続サービスエースでアタックで流れをつかみ、黒後、石井の攻撃などで押し切った。

この世界選手権には1年以上に及ぶ世界5大陸の予選を勝ち抜いた22チームに前回優勝の米国、開催国の日本を加えた24チームが参戦。12チームで争われる五輪を上回る、バレーボール界最高峰の世界一決定戦でもある。日本が目標とするメダルを手にするには、横浜、名古屋、再び横浜と移動しながら22日間で13試合を戦わねばならない。

「長丁場で、しかも強いチームが多い。総力戦で戦うしかない」と中田監督。その言葉通り日本は1日、3戦目のメキシコ戦でメンバーを大幅入れ替え。出場機会のなかった岩坂主将のほか、途中出場だけだった長岡、石井をフル出場させた。登録14選手すべてに世界選手権のコートを経験させながら主力をリフレッシュ。リオ五輪銀メダルのセルビア、世界4位のブラジルなどの強豪と戦う2次リーグへの準備も整えつつある。

オランダに苦杯を喫したが、しっかり立て直して連勝して2連勝。1次リーグの成績が2次リーグに持ち越されるだけに、4日の1次リーグ最終戦も負けられない。同じ3勝1敗、勝ち点9で3位につけるドイツを倒して、2位で2次リーグに進む。