B1新潟アルビレックスBBは明日6日のアウェー滋賀レイクスターズ戦(7日まで、滋賀・ウカルちゃんアリーナ)で今季の開幕を迎える。SF池田雄一(35)は新潟一筋でプロ13年目のシーズンを迎える。開幕前から得意の3点シュートの精度を上げてきた。要所で仕事をし、開幕2連勝を手土産に新潟に帰還する。

代名詞の3点シュートは健在だ。4日、見附市総合体育館で行われた開幕前最後の新潟での練習。池田は的確なロングショットで次々とリングを捉えた。5対5の試合形式では相手のマークが少しでもずれると、スムーズな動きでシュートを狙い、そして決める。

「僕はパスがこないと打てないタイプ。いいパスが来ているから狙えています」。PG五十嵐圭(38)らがさばいて、池田に託す。その展開できっちり形にした。

初戦の相手、滋賀のイメージは「外国人選手が強力。負けずに対応したい」と頭にある。開幕前の実戦は好調だった。プレシーズンゲームの金沢武士団戦(9月17日)、仁川電子ランド戦(同21日)は、それぞれ3点シュートを3本を決めて9得点。「迷いなく打てている」。金沢戦は6本中3本だったのが、仁川電子ランド戦は4本放って3本と、確率が上がってきた。

プロ13年目のシーズン。「若いときは、開幕前はわくわくしたけど、今はいつも通り。気負いはないです」。一昨年までは両足首の負傷に悩まされたが、昨年は大きなケガがなかった。その流れで今季に入る。オフシーズンは体調を意識して過ごした。「丸1日体を動かさない日はないようにした」。ランニング、筋トレ、登山、ゴルフ。リラックスとトレーニングを兼ねて、なまらないように努めてきた。

「Bリーグになって一番いい状態でシーズンに入れる」と手応えはつかんだ。それを結果につなげる18-19年シーズン。「チャンピオンシップ進出のために、役割を果たす」。平常心と自信を秘めて初戦に臨む。【斎藤慎一郎】