B1新潟アルビレックスBBは今日6日と7日、滋賀レイクスターズとアウェーのウカルちゃんアリーナで対戦。今季の開幕を迎える。昨季の得点王、Cダバンテ・ガードナー(27)が順調な仕上がりだ。2年連続得点王の期待がかかる大黒柱は目標のチャンピオンシップ進出のため、チームプレーを重視する。

新潟は5日、バスで滋賀に移動。到着後は軽く汗を流して初戦に備えた。ガードナーは「今のコンディションは97%。あとの3%は試合をしながら仕上げる」とリラックスした様子。体重は現在133キロ。「ベストは127キロから130キロくらい。試合をこなせば、そこに持っていける」と不安はない。

昨季のリーグ得点王は相手にとって、最高レベルの要注意人物。ボールを持ったら複数で囲みに来るのは、滋賀戦でも想定内。「でも、それはいいアイデアではないと思う。うちにはいいシューターがいるから」。自分にマークが集中したら、迷わず空いている味方にパスするつもりだ。PG柏木真介(36)SG上江田勇樹(31)SF池田雄一(35)と、外角からのシュート精度の高い選手が待ち構える。

「チームが勝てるなら、僕の得点は5点でも10点でもいい」。得点王にこだわりはない。むしろ、自分がおとりになり、チャンスができることを重視する。それでも、リング下でのプレーはチームの生命線。「もちろん得点は狙う。チームのために」。フォア・ザ・チームのエースが初戦から実力を発揮する。【斎藤慎一郎】